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C大阪・大久保 長期離脱も…ダービーで左太腿裏痛め前半23分に交代 試合も痛恨ドロー

[ 2021年5月3日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節    C大阪1―1G大阪 ( 2021年5月2日    ヤンマー )

<C大阪・G大阪>前半、1度はピッチに戻ったものの再び座り込むC大阪・大久保(撮影・後藤 大輝)
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 C大阪はホームでG大阪と1―1で引き分けた。15年ぶりに大阪ダービーに出場した元日本代表FW大久保嘉人(38)は、左太腿裏を痛めて前半23分に交代。3日にも病院で精密検査を受ける見込みで、長期離脱の可能性も出てきた。

 ゴールの予感が漂っていた大久保に、思わぬアクシデントが起きた。前半18分、相手DFと並走していた際に左太腿裏を痛め、苦悶(くもん)の表情を浮かべてピッチに倒れ込む。手当てを受けて一度はピッチに戻ったが、その後すぐに自らバツサイン。交代を申し出て、同23分に退いた。

 「試合の直後ということもあって、正確な診断は出ていない。明日、ドクターからの報告を聞いてみないと分からないが、筋肉系のケガであるとは聞いている」

 試合後、大久保の状態を問われたレヴィー・クルピ監督はそう答えた。前半5分、そして同9分と好機に絡んでいた38歳。3日にも病院で精密検査を受けることになるが、左太腿裏を肉離れしていれば、長期離脱を強いられることになる。

 開幕から5得点を挙げていたチーム得点王を欠き、前半45分にはFW豊川のPK失敗もありながら、C大阪は後半29分に先制。無観客ダービーの白星へと近づいたが、同37分にPKを献上。これをFWパトリックに決められて追いつかれた。チャンスの数では大きく上回っていただけに、悔しすぎるドローとなった。

 「選手の能力を考えれば、両チームとも攻撃において、もっともっと力を出せると思う。そういう意味でも、引き分けは妥当な結果だった」

 かつてG大阪でも指揮を執ったクルピ監督は、勝ち点1という結果を淡々と受け止めた。MF坂元の復帰や新外国人タガートのデビューもあったが、まだまだチームは発展途上。選手起用を含め、模索は続く。

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