欧州スーパーリーグ構想 英首相らから猛反発や非難の声 ネビル氏は参加クラブの勝ち点はく奪訴える

[ 2021年4月19日 07:55 ]

アレックス・ファーガソン氏(AP)
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 Rマドリードやユベントス、マンチェスターUなど有力クラブによる欧州スーパーリーグ(SL)創設が18日に各国メディアで一斉に報じられたことを受け、各界から猛反発や非難の声が上がった。

 政界からはジョンソン英首相が「構想はサッカーにとって非常に有害で、我々は統括団体を支援する。構想は国内リーグの核心部分を打ち砕き、国中のファンに懸念をもたらす。当該クラブはさらなる行動の前にファンとサッカー界の声に応じなければならない」とツイート。パリSGやリヨンが構想に同調しなかったと伝えられたフランスのマクロン大統領は「フランスのクラブが連帯の原則とスポーツの価値を脅かす構想を拒否したことを歓迎する」と訴えた。

 構想にはRマドリードとバルセロナ、Aマドリード(以上スペイン)、ユベントス、ACミラン、インテル・ミラノ(以上イタリア)、マンチェスターU、リバプール、チェルシー、アーセナル、トットナム、マンチェスターC(以上イングランド)が参加すると伝えられ、246クラブが参加する欧州クラブ協会(ECA)が緊急会議で対応を協議。SL参加が伝えられている当該12クラブは会議への参加要請に応じることはなく、構想に加わっていないアヤックスが議長となってBミュンヘン、パリSGは招集に応じたという。欧州サッカー連盟(UEFA)がイングランド、スペイン、イタリアの各協会とプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエAと連名で法廷闘争やSL参加クラブの国内リーグ除外など「あらゆる手段」を用いてSL構想に反対する意向を示した中、ECAもUEFA支援を訴えた。

 長くマンチェスターUを率いたアレックス・ファーガソン氏は「SLは欧州クラブサッカー70年の歴史から遠ざかる動きだ。ユナイテッドを率いた際に4回のCL決勝を戦ったが、いずれも特別な夜になった」とCLの歴史と意義を強調。同氏の下で主将を務めた元イングランド代表DFガリー・ネビル氏も「新型コロナウイルスと経済危機の最中に構想を公にするのは恥ずべき行為。参加するチームから勝ち点をはく奪すべき」と非難した。

 SL構想は一部のエリートクラブが降格の恐れがないシステムで巨額の収入を継続的に確保するために創設すると受け止められ、反発が広がっている。

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