有力クラブによる欧州スーパーリーグ構想が発表 Rマドリードのペレス会長が初代会長に

[ 2021年4月19日 08:50 ]

レアル・マドリードのペレス会長(AP)
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 Rマドリードやユベントス、マンチェスターUなど有力クラブによる欧州スーパーリーグ(SL)創設が18日に発表された。Rマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が初代会長に就任。副会長を務めるマンチェスターU共同オーナーのジョエル・グレイザー氏は「世界最高のクラブが一堂に会し、シーズンを通じて戦うスーパーリーグは欧州サッカーの新しい章を開き、サッカー界のピラミッドに世界クラスの大会と施設、財政支援を保証する」と宣言した。

 SLにはRマドリード、バルセロナ、Aマドリード(以上スペイン)、ユベントス、ACミラン、インテル・ミラノ(以上イタリア)、マンチェスターU、リバプール、チェルシー、アーセナル、トットナム、マンチェスターC(以上イングランド)の12チームが参加。Bミュンヘン、ドルトムントなどのドイツ勢やパリSG、リヨンのフランス勢は含まれていないが、SL側さらに3チームを加えて15チームを創設時の固定メンバーとする意向で、今後有力クラブの切り崩しを図るとみられる。SLはさらに入れ替え可能な5チームを加え、20チームでの開催を計画。2組に分けられた各10チームがホーム&アウェーで18試合のリーグ戦を戦い、各組上位3チームに同4~5位によるプレーオフを制した8チームが準々決勝に進む。また、参加クラブには総額で35億ユーロ(約4550億円)の準備金が施設整備などのために分配され、女子のスーパーリーグも計画されているという。

 SL側は「可能な限り早く」新リーグ開幕にこぎ着ける意向だが、具体的な時期は不透明。18日にSL創設が欧州各メディアで報じられた段階で欧州サッカー連盟(UEFA)がイングランド、スペイン、イタリアの各協会とプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエAと連名で法廷闘争やSL参加クラブの国内リーグ除外など「あらゆる手段」を用いてSL構想に反対する意向を示した。さらにSL側の創設発表を受け、国際サッカー連盟(FIFA)も不支持を表明した。

 FIFAは今年1月にUEFAなど全6大陸の連盟と共同で欧州スーパーリーグ構想に反対する声明を公表。参加したクラブや選手はFIFAおよび各大陸連盟の公式大会参加を禁じると警告し、W杯や各大陸選手権などに出場できなくなると訴えており、全面対立が続けば世界のサッカー界が混乱することは避けられそうにない。

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