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U―24代表MF田中碧「次負ければ予選敗退」 アルゼンチン戦で五輪想定…第2戦“司令塔”で必勝誓う

[ 2021年3月28日 16:04 ]

U-24日本表のMF田中碧
Photo By スポニチ

 U―24日本代表MF田中碧(22=川崎F)が28日、オンライン取材で対応し、翌日のアルゼンチンとの第2戦へ強い意気込みを語った。0―1敗れた第1戦から中2日で迎える今回の一戦。東京五輪本番を想定した日程とあって、第1戦を出場停止で欠場した田中碧は「次負ければオリンピックだとしたら、予選敗退になる」と強調。「必ず勝ち点3を取れるように。全員で勝ちたいなと思います」と必勝を誓った。

 田中碧は昨年1月のU―23アジア選手権(タイ)の第3戦カタール戦で一発退場。アルゼンチンとの第1戦で処分が適用されたため出場停止となった。処分は当初、五輪初戦で適用されるとの懸念もあっただけに、田中碧もこの日「オリンピック初戦で出られないとなると、メンバーに入る確率はもちろん下がると思うので、その意味でまずは消化できて良かった」とホッとした表情を見せ、「消化できるように働きかけてくれたJFA(日本サッカー協会)の方々に感謝したい」と感謝を口にした。

 アルゼンチンとの第1戦はスタンドで観戦。「僕自身はピッチに立っていないので、自分自身のプレーで示していくしかない」と前置きした上で、「ビルドアップの部分で、もう少し安定性をもたらすことが必要だと思う」と率直な感想も述べた。さらに「2列目に素晴らしい選手がたくさんいる。彼らが高い位置でボールを触れられればチャンスになっている」と続け、ボランチでの先発が予想される第2戦へ「そういった選手にどうやってボールを渡すのか。それは自分の役割」と、司令塔としての自覚ものぞかせた。

 1戦目では1トップ下の2列目には右から三好、久保、三笘の3人が先発。いずれも田中碧と同じ川崎Fの下部組織出身の選手だ。田中碧は「もうちょっと近い距離でプレーした方が生きる選手なんじゃないかな、とは観ていて感じた。距離感だったり、孤立させないとか、そういう部分はすごく重要にはなる」と指摘し、「ビルドアップやゲームコントロール、そこは自分が率先してやれればいいのかなと思っています」と語った。

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2021年3月28日のニュース