×

森保監督に進化見せる 追加招集のMF稲垣は広島時代の指揮官と“再会”「一緒に仕事できるのは嬉しい」

[ 2021年3月28日 20:58 ]

ボール回しをするMF稲垣(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 追加招集で代表初選出となったMF稲垣祥(29=名古屋)が、22年W杯カタール大会アジア2次予選モンゴル戦出場(30日・フクアリ)に意欲を示した。親善試合・韓国戦は出場機会なし。遠藤(シュツットガルト)と守田(サンタクララ)の海外組ダブルボランチを見ながら「2人は日本代表するボランチ。必要な資質は兼ね備えている」と口にしつつ「でも海外組に負けていない部分もある。出していかないといけない立場」とライバル心を剥き出しにした。

 森保監督にも4年越しの成長を見せたい。甲府から広島に移籍した17年。指揮を執っていたのは森保監督だった。シーズン当初は出場機会を得ていたが徐々に失い、キャリアワーストのリーグ14試合出場に留まった。「試合に絡めない時期は誰しも経験をするだろうけど、その時期にどういうメンタルで、どういう練習ができるかが試される。それを日々の練習から感じていたし、やりきりたいと思っていた」。当時を振り返り「キャリアとして苦しかったが、それがあって今がある。一緒に仕事ができるのは嬉しいし、あらためて森保さんに見せたい」と口にした。

 昨季は全34試合出場で、クラブ初の開幕リーグ6連勝を達成した今季も全6試合でフル出場している。さらにJリーグ公認データ「J Stats」によると、エリア外ゴールはJリーグトップの2得点。広いプレー範囲だけではなく、ミドルシュートも大きな武器だ。遅咲きの29歳は「良い経験で終わらせる立場じゃない。ストロングポイントは出していかないといけない」と虎視眈々と代表定着を狙う。

続きを表示

2021年3月28日のニュース