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Jリーグで異例の“5人同時交代” 終了間際に…ネットもざわざわ「結局誰が誰と交代したのか」

[ 2021年3月27日 22:40 ]

明治安田生命J2リーグ第5節   千葉1―2琉球 ( 2021年3月27日    フクダ電子アリーナ )

千葉の尹晶煥監督
Photo By スポニチ

 27日に行われた明治安田生命J2リーグ第5節・千葉―琉球(フクアリ)で、異例の“5人同時交代”が行われた。

 千葉は後半27分、MF見木のゴールで先制したが、同30分、35分と立て続けに失点して逆転を許す。すると同45分、尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督はDF伊東幸敏、MF小島秀仁、高橋壱晟、福満隆貴、FW岩崎悠人を下げて、DF溝渕雄志、FW船山貴之、MF小林祐介、FW櫻川ソロモン、DFチャンミンギュを一気に投入する“5人同時交代”を敢行。琉球もMF風間宏希、風間宏矢とDF李栄直、MF富所悠を入れ替える2枚替えを行ったため、ピッチサイドに交代を待つ7人の選手が並ぶ珍しいシーンが見られた。

 試合を中継したDAZNの実況アナウンサーも「福満下がります。高橋下がります。岩崎下がります。あと2人は誰ですか…伊東下がります。あと1人…5人入って4人しか出てなくないですか?あー、小島が出ます」と把握に時間を要した様子。試合はそのまま千葉が1―2で敗れた。琉球は開幕5連勝で2位、千葉は勝ち点5から伸ばせず15位。

 尹晶煥監督は試合後に5人同時交代の意図を問われ、「先に点を取った時に(選手を)替えるチャンスだったんですけど、後ろがあまり悪くなかったのであと何分ぐらいか我慢してみようかなと思った。その間で失点してしまったので、交代のタイミングが遅れてしまった」と説明した。

 SNSでも「5枚替え」が話題となり、ツイッターでは「最後の5枚替えには驚いた。逆に混乱しないかと思った」「結局誰が誰と交代したのかよくわからないまま終わった」「5枚替えの待機中に、試合終了の笛が鳴らないかとヒヤヒヤした」の声も。「5枚替えの時、フクアリざわめき凄かったです」と現地の様子を伝えるツイートもあった。

 Jリーグは新型コロナウイルスの影響で過密日程となった昨季、選手の故障防止するために国際サッカー評議会(IFAB)が決めた「5人交代枠」の特例措置を導入。各クラブで若手選手の積極的な起用などが見られ、今季も継続されている。

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2021年3月27日のニュース