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清水GK権田修一 31歳日本代表守護神、守備立て直しへかじ取る

[ 2021年2月6日 05:30 ]

26日開幕 J1注目の新戦力(2)

清水GK権田修一
Photo By スポニチ

 清水の守備再建は、3季ぶりのJ復帰となる日本代表守護神に託された。

 16位に沈んだ昨季はリーグワースト70失点。19年の69失点を超えるクラブワースト記録となった。急務となった守備の立て直しへ、C大阪を昨季4位に導いたロティーナ新監督を招へいし、DF鈴木義、片山、マテウス、MF原らクラブ史上最多となる11人を補強。国際Aマッチで楢崎と並ぶ7戦連続無失点を記録している権田にも白羽の矢が立った。「2年連続で失点が多いのはデータにも出ている。GKなので失点しないことが仕事。目標は1試合1失点以下。リーグで一番少ない失点を目指していく」

 ポルトガル1部ポルティモネンセから加入し、既に持ち前のリーダーシップを発揮している。「もっと詰めろ。まだいけるぞ」と積極的なコーチングで守備陣に指示。スペイン人指揮官が目指す隙のない守備からボールを握るサッカーの構築へ一役買っている。「守備の監督という話とは違い、ギャップがあってワクワクする。全員がチームのために戦うことができれば高いレベルのサッカーを表現できる」

 新天地で背負うのは37。FC東京U―18時代、2種登録され初めてトップに同行した05年と同じ番号だ。「自分が何歳になっても若かった頃を忘れないように。下からの突き上げに負けないようにもっと頑張らなきゃいけない」。31歳でチーム最年長。若いチームを熱いベテランが最後方から鼓舞する。 

 ◆権田 修一(ごんだ・しゅういち)1989年(平元)3月3日生まれ、東京都出身の31歳。07年にFC東京U―18からトップ昇格。16年にホルン(オーストリア)、17年に鳥栖に移籍。19年1月にポルティモネンセに移籍したが、リーグ戦出場は通算15試合にとどまった。10年にA代表デビューし、国際Aマッチ出場18試合。12年ロンドン五輪では4強入りに貢献。14年W杯のメンバーにも選ばれた。1メートル87、83キロ。利き足は右。

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