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ボローニャ冨安 ユーベに惜敗も…C・ロナウドと2度目の対戦、守備で“魅せた”

[ 2021年1月24日 22:54 ]

セリエA第19節   ボローニャ0―2ユベントス ( 2021年1月24日 )

<ユベントス・ボローニャ>クルゼフスキ(左)とマッチアップしたボローニャの冨安(AP)
Photo By AP

 ボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)が24日、敵地でのユベントス戦に先発フル出場。2度目の対戦となったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)からボールを奪取するなど対人の強さを存分に発揮。試合は0―2で敗れたが、安定感あるプレーで相手エースに自由を与えなかった。

 冨安とC・ロナウドとの初対戦は昨年6月に実現。この時4バックの右サイドバックに入った冨安は世界的スーパースターに臆することなく一進一退の攻防を繰り広げ、地元メディアから高評価を受けた。試合はC・ロナウドのPKなどにより0―2で敗れたものの、ボローニャの公式サイトではチームのMVPにも選出された。

 リーグ9連覇中の“絶対王者”に挑んだ冨安はこの日、4バックの左CBとしてプレー。2トップの左に入ったC・ロナウドとは直接マッチアップすることは少なかったが、代わり対峙したFWクルゼフスキ(20)を徹底マーク。スウェーデン代表期待の若手を見事に抑え込んだ。

 試合は前半15分、MFアルトゥール(24)のシュートが味方に当たって方向が変わりGKが反応できず失点。1点を追いかけるチームは後半から冨安を右サイドバックにポジション変更させた。

 すると冨安は後半5分、ドリブル突破を図るC・ロナウドから上手く体を入れてボールを奪取。自陣でのコーナーキックでもC・ロナウドとマッチアップし、シュートを打たせず。同29分にもC・ロナウドと対峙し、鋭いクロスからあわや失点という場面を作られるなど“反撃”を受けたが、2度目の対決となった今回も試合を通して安定感あるプレーを見せつけた。

 後半26分にもコーナーキックから失点し前回対戦の“リベンジ”とはならなかったが、冨安はこれでカップ戦を含め今季公式戦21試合全てフル出場。セリエAのフィールドプレーヤーとして開幕からフル出場を続けているのは、ベネベントのポーランド代表DFグリク(32)と冨安の2人だけ。次節にはACミラン戦(30日)を控えており、元スウェーデン代表FWイブラヒモビッチ(39)との対戦にも注目だ。

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