大宮　女子チーム名は「ベントス」　監督は岡本武行氏　佐々木則夫氏が総監督

　J2大宮は12日、今季から新設する女子チームの概要を発表した。チーム名は「大宮アルディージャVENTUS（ベントス）」に決定。トータルアドバイザー兼総監督には、前なでしこジャパン監督で11年W杯ドイツ大会初優勝に導いた佐々木則夫氏（62）が就任する。佐々木氏は「WEリーグの理念に基づき、女子サッカーの未来に向けて、私たち大宮アルディージャも皆さまにご支援いただきながらチャレンジしてまいりますので、よろしくお願いいたします」と、クラブを通じてコメントした。

　また、初代監督には現大宮育成普及本部長の岡本武行氏（53）、コーチには元なでしこジャパンFW大野忍氏（36）が就任することを発表した。チームは、来年9月に開幕する日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」に参入。「VENTUS」はラテン語で「風」を意味し、女子サッカー界に「風」を吹き込む、WEリーグに大きな「旋風」を巻き起こすという意味が込められている。また、昨年なでしこリーグ2部に所属した「FC十文字VENTUS」を母体に新設することから、歴史を引き継ぎ、新たな歴史を築いていくという意志も込められているという。