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飲酒発覚の山辺高サッカー部 疑惑発生からこれまでの経緯

[ 2020年12月31日 13:51 ]

 第99回全国高校サッカー選手権大会が31日に開幕し、初出場の山辺(奈良)は関東一(東京B)と対戦し、0―4で敗れて初戦敗退となった。

 同校については、今月8日に、2年生部員10人が今年9月に寮内で飲酒していたことを奈良県教育委員会が発表。11月末から複数回の情報提供があり、学校が今月4日に全部員約40人に確認し、うち10人が飲酒を認めた。

 <山辺高校サッカー部 疑惑発生からこれまでの経緯>

 ▼9月30日
 ボスコヴィラサッカーアカデミー(以下ボスコ)において、コーチが「2年生が飲酒しているようだ」との情報を1年生部員から得る。2年生部員を集め、聞き取りを行うが飲酒は否認。

 ▼10月1日
 ・ボスコ内において、監督が全部員を集めて聞き取りを行うが飲酒は否認。
 ・1年生部員から監督に、酒を買ったことを示すレシートが届けられる。
 ・練習終了後、監督が再度、確認。飲酒の事実は認めず、疑いのまま厳重注意とする。

 ▼10月7日
 ボスコから学校に「寮内で飲酒を疑う行為があった」旨を報告。

 ▼10月18日
 奈良県大会初戦の2回戦で勝利。

 ▼11月13日
 学校に対して、匿名で飲酒事実に関する情報提供。

 ▼11月15日
 奈良県大会決勝で五條に2―0で勝利。初優勝を飾る。

 ▼11月16~18日
 保護者からボスコ、学校へ飲酒事実に関する情報提供。

 ▼11月24日
 ・外部から奈良県教育委員会(以下県教委)に飲酒事実に関する情報提供。
 ・校長から県教委に、ボスコからの提供情報を報告。

 ▼12月2日
 情報提供者から県教委に、飲酒を裏付ける情報が提供される。

 ▼12月3日
 情報提供者から学校に、飲酒を裏付ける情報が提供される。

 ▼12月4日
 学校が全部員に聞き取りを実施。10人が飲酒を認める。

 ▼12月7日
 校長が県サッカー協会に報告。

 ▼12月8日
 2年生部員10人が今年9月に寮内で飲酒していたことを奈良県教育委員会が発表。

 ▼12月11日
 学校側が全国大会に従来通り出場する意向などを表明。

 ▼12月17日
 特別指導を受けた10人のうち8人が全国大会に出場することを表明。ほかの2人は改善が不十分と判断された。

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2020年12月31日のニュース