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C大阪 4位でACL出場へ望み、ロティーナ監督「やるべきことやった」

[ 2020年12月20日 05:30 ]

明治安田生命J1最終節   C大阪1ー1鹿島 ( 2020年12月19日    カシマ )

<鹿島・C大阪>前半、判定に不服そうなC大阪・ロティーナ監督
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 新型コロナウイルスの影響で変則日程となった今季最終戦9試合が行われ、C大阪はアウェーで鹿島と1―1で引き分けた。3試合ぶりの白星は逃したが、勝ち点1をゲット。4位で終え、来季のACL出場に望みをつないだ。

 一方、契約満了のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(63)は、来季から清水の監督に就任することが決定的となった。 逆転を許さなかった粘りの守備が、ロティーナ監督の集大成となった。後半38分にDF松田が先制点を挙げるも、同45分に追いつかれ、なおも続いた鹿島の猛攻。最後はゴール前に送り込まれるボールを何度も跳ね返し、韓国代表GK金鎮鉉(キムジンヒョン)の好セーブもあって引き分けに持ち込んだ。試合後、指揮官は選手やスタッフと熱く抱擁を交わした。

 「クラブにとって4位で終えることは重要だった。天皇杯次第でACLに出られる可能性が残るから」

 勝利は逃したものの、負ければ5位鹿島と順位が入れ替わっていた中で4位をキープ。天皇杯で川崎FかG大阪が優勝すればACLにプレーオフから出場できる権利を手に入れた。

 2年間を過ごしたC大阪に置き土産を残したロティーナ監督。来季から清水の監督に就任することが決定的となっていることも判明した。既に交渉は大詰めを迎えており、近日中に正式発表される見込み。昨季までC大阪のチーム統括本部長を務めた大熊清氏が現在は清水でGMを務めており、再びタッグを組むことになった。

 「やるべきことをやったので、天皇杯の結果が(C大阪にとって)良い方向に進むことを願っている」

 堅守と戦術的なスタイルを持ち込んだ知将が、来季は敵として立ちはだかる。

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2020年12月20日のニュース