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横浜FC・松井、3年間に感謝し別れ カズの金言胸にベトナムへ

[ 2020年12月6日 05:30 ]

明治安田生命J1第31節   横浜FC1-1鳥栖 ( 2020年12月5日    ニッパツ )

<横浜FC・鳥栖>試合後に開かれたセレモニーで、サポーターにあいさつする横浜FC・松井(C)YOKOHAMA FC
Photo By 提供写真

 ベトナム1部サイゴンFCに移籍するMF松井大輔(39)が5日、3年間プレーした横浜FCに別れを告げた。鳥栖戦後に行われたセレモニー。カズ、中村俊輔ら選手全員が胸にオーバーヘッドする松井のイラストが描かれたTシャツを着てピッチに集結した。

 松井は前夜、寝られず紙に書いてきたという言葉を読み上げた。3年間の感謝、J1に昇格した歓喜。そして尊敬するカズからの言葉…。「移籍を伝えた時、カズさんはこう言ってくれました。俺とおまえはどこにいようが、昔も今も変わらないよ」。場内は温かな拍手に包まれた。

 横浜FCでの一番の思い出は昨年7月のJ2千葉戦。Tシャツのデザインにもなったオーバーヘッド弾は劇画のような鮮やかさだった。この3年間、慣れないDFでプレーしたことも良い思い出。「たくさんのポジションにも挑戦できました。ベトナムに行っても頑張りたいと思います」。

 記念撮影ではカズ、中村と豪華3ショットも実現。最後は場内一周でサポーターにも別れを告げた。フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドに続き5カ国目の海外移籍。不惑を目前とする日本のファンタジスタはカズの言葉を胸に刻み、再び海を渡る。

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