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名古屋、暫定2位浮上 GKランゲラック今季15度目の無失点

[ 2020年12月6日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第31節   名古屋1-0柏 ( 2020年12月5日    三協F柏 )

<柏・名古屋>後半、ゴール前に迫る柏・オルンガ(左)と高橋(右)(撮影・西海健太郎)
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 各地で4試合が行われ、名古屋はMF相馬勇紀(23)のゴールで柏に1―0で競り勝ち、暫定2位に浮上した。得点ランキングでトップを独走する柏のFWオルンガを封じたGKランゲラック(32)は、J1記録の個人シーズン16試合無失点に王手。札幌に快勝したC大阪は3連勝で4位に浮上した。天皇杯出場権を懸けた2位争いが熱を帯びてきた。

 堅守の名古屋らしい勝ち方だった。前半40分に放たれたオルンガのヘディングシュートをGKランゲラックが冷静にキャッチ。後半42分のピンチも相手と激しく接触しながら防いだ。「全員が役割を果たしてくれた結果だ」。フィッカデンティ監督は虎の子の1点を守り切った選手全員に目を細めたが、安定感抜群の守護神が“鍵”をかけ続けた。

 実に今季15度目の無失点だ。浦和GK西川周作が14年に樹立したシーズン個人記録16試合まであと1に迫った。来日3年目。「会話なしでもコミュニケーションは取れている。体でわかり合える」と話すようにDF丸山、DF中谷とは強固な信頼関係を築く。チームを救うセービングをしても偉ぶらない紳士的な人間性も信頼を得る要因となっている。

 この日試合がなかったG大阪と勝ち点で並んだが、得失点差で暫定2位に浮上した。残り2試合。堅守を武器に、残り1枠の天皇杯出場権をたぐり寄せる。

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2020年12月6日のニュース