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なでしこ高倉監督 DF熊谷に“若手のお手本”期待 候補合宿スタート

[ 2020年11月23日 18:41 ]

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は23日、福島・Jヴィレッジで7日間の候補合宿をスタートした。オンラインで取材対応した高倉麻子監督(52)は「引き続き守備の安定は、チームの攻撃を強化するためにも非常に大事な要素。いかにボールを奪うかをテーマにして、選手個々が持っている能力を代表に還元できるかを考えていきたい」と狙いを語った。

 フランス1部リヨンのDF熊谷紗希(30)は、3月のシービリーブス杯(米国)以来の代表合流。前回10月の合宿は不参加となったが、五輪強化指定選手らを対象とする帰国後の自主待機を緩和する特例措置が適用され、招集が可能となった。自チームでは中盤でプレーも、代表ではセンターバックを担うだけに指揮官は「フランスでやっているサッカーと日本で求められていることは大分違うと思うので、頭の整理と体のフィットのところがキーになる」と期待した。

 今合宿で3人が初招集と、11年W杯優勝を知る選手も少なくなってきた。自チームで欧州チャンピオンズリーグ5連覇を果たすなど、「なでしこの顔」とも言える熊谷の合流はチームにとって間違いなくプラス材料。「経験のある選手ですし、多く話しをしながら。またチームもメンバーが替わっているので、その辺でリーダーシップを発揮してもらえるように時間を使っていけたらいいなと思います」と高倉監督。若手への“お手本”として期待を込めた。

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2020年11月23日のニュース