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永里優季 ラストマッチで移籍後初先発、充実感あった男子チーム「貴重な経験させてもらった」

[ 2020年11月22日 22:43 ]

神奈川県社会人リーグ2部 第6節   はやぶさイレブン2―1VERDRERO港北 ( 2020年11月22日    神奈川・厚木市荻野運動公園 )

<はやぶさイレブン・VERDRERO港北>前線で落ち着いたプレーをみせる永里優(中央)
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 サッカー元女子日本代表で男子の神奈川県2部「はやぶさイレブン」に期限付き移籍しているFW永里優季(33)が22日、ラストマッチで移籍後初先発を果たした。リーグ最終節となるVERDRERO港北戦で、兄でFW源気(34)と2トップを組んでプレー。後半18分で途中交代し、待望の初ゴールは生まれなかったが「いろいろな人が注目してくださり、社会に対するメッセージにもなったのかなと思う。結果や数字だけでは評価できない価値があった」と充実感を口にした。

 9月に異例の男子チーム初挑戦。体格差の違いから当初は否定的な意見もあったが、高い技術でシャットアウトした。体格差を踏まえてポジショニングを取り、予測を生かしてセカンドボールを奪取。パススピードについて行くため、ピッチ内では味方のパス方向の癖を研究し、ピッチ外では積極的にコミュニケーションを取った。「パワーが上回る相手の中で長い時間やることは、次の課題も見えて貴重な経験をさせてもらった」とうなずいた。

 登録上の関係でリーグ4試合の出場に終わり、来月20日に行われる1部昇格戦には出場できない。「少しモヤッとした感じで終わったので、これがすごく次につながるという意味では、この感覚で終えられて良かったかな。もっとやりたかった、というのが正直なところですね」と永里。得た経験を胸に来季、加入が決まっている米プロリーグNWSLのレーシングでさらなる飛躍を誓った。

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2020年11月22日のニュース