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G大阪アデミウソン、酒気帯び運転で事故 決勝点決めた柏戦後に朝まで飲酒

[ 2020年10月27日 05:30 ]

24日の柏戦で決勝ゴールを決めたG大阪・アデミウソン(左)だったが…
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 G大阪は26日、ブラジル出身のFWアデミウソン(26)が道路交通法違反容疑で任意捜査されたことを発表した。容疑は接触事故における酒気帯び運転と報告義務違反。この日、大阪府吹田市内で記者会見を開き、小野忠史社長は「まず被害に遭われた方に心よりおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 事故が起きたのは、自身が決勝点を奪った24日の柏戦の後だった。コロナ禍でクラブは選手に外部者との接触を極力控えるよう通達していたが、午後8時のチーム解散後に、複数人が集まった知人宅で会食。その後に自家用車で大阪の繁華街ミナミへ。近隣の駐車場に車を止め、心斎橋などのクラブやバーで飲酒をしながら早朝まで食事をした。

 翌朝の午前8時ごろ、練習に向かうため駐車場に止めていた自家用車に乗り吹田方面へ。8時35分頃、高速道路内で追い越し車線を走行中に走行車線の車と接触。アデミウソン自身は接触に気づかず、そのまま移動し午前10時からの練習に参加。同11時30分頃にクラブハウスへ来た警察に任意同行を求められ、本人から基準値を超えるアルコールが検出された。

 クラブはアデミウソンを謹慎とし、処分は捜査終了後に決定するとした。飲酒量などに関して「捜査の途中なので回答は差し控えたい」と言葉を濁した小野社長。解雇を含めた今後の対処についても「申し訳ございませんが最終の結果を踏まえて判断させていただく」と話すにとどめた。Jリーグから不祥事が相次ぐ中、再び起きた愚行。あまりに自覚を欠いた行動により、最悪の場合は契約解除となり得る。

 ◆アデミウソン 1994年1月9日生まれ、ブラジル出身の26歳。名門サンパウロの育成組織からトップに昇格し12年にデビュー。15年2月に横浜へと期限付き移籍。翌年にG大阪へ期限付き移籍をし、その後に完全移籍となった。かつてはU―17ブラジル代表でプレー。J1では154試合出場42得点。今季はリーグ21試合出場でチームトップに並ぶ6得点。1メートル76、74キロ。利き足は右。

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2020年10月27日のニュース