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鳥栖FW石井、J初ゴールで先制もドロー 今季初勝利お預け

[ 2020年7月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第7節   鳥栖1―1C大阪 ( 2020年7月26日    駅スタ )

<鳥栖・C大阪>後半、シュートを放つ鳥栖・石井(左から2人目)
Photo By 共同

 鳥栖は26日、ホームでC大阪と1―1で引き分けた。後半6分にFW石井快征(20)のJ1初ゴールで先制するも、同30分に失点し今季7戦目での初勝利はならなかった。

 3413人が詰めかけたホームで、つかみかけていた今季初勝利がスルリとこぼれ落ちた。鳥栖は今季初めて先制するも、追い付かれて2試合連続のドロー。またしても白星をつかめず、金明輝監督は「早く1勝しないとファン、サポーターに申し訳ない」とうなだれた。

 今季7戦目でもつかめなかった白星。しかし、指揮官が「選手はハードワークして狙い通りやってくれた。セレッソ相手に互角以上にやってくれたことは自信になる」と語ったように内容は確実に良くなっている。C大阪は前節までの総失点がリーグ最少タイの4。堅い守りに対し、果敢に攻めた。

 後半6分、今季リーグ戦初先発のFW石井が、小屋松からのパスを左足で決めて均衡を破った。指揮官は「長く指導しているが、初めて左足のシュートを見た。素晴らしかった」と称賛。石井は「(小屋松が)打つだけのボールをくれたので冷静に打つだけだった。決まって良かった」と自身J1初ゴールを喜んだ。

 鳥栖は前節22日の清水戦での原川のゴールが今季初得点で、初めてリードを奪う形になった。ここで追加点を狙うのか、守るのかで迷いが出たところを突かれ、後半30分に同点に追い付かれた。これで今季J1未勝利は鳥栖だけとなったが、攻守で確かな前進を見せている。念願の初勝利は手の届くところにある。

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2020年7月27日のニュース