Jリーグ「新様式」の対応に課題 禁止のはず「抱き合い、ハイタッチ、うがい」随所で

[ 2020年6月28日 05:30 ]

試合前「CLAP FOR CARES」を行う両チームイレブン(撮影・西海健太郎)
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 Jリーグは新型コロナウイルスへの対応ガイドラインの下、「新しい様式」で試合を再開した。選手たちは事前のPCR検査で全員が陰性だった。感染防止に対する意識の高さを示したものの、気迫がぶつかり合う実際のピッチではルールを徹底する難しさが垣間見えた。

 選手たちは密集状態を避けるため、準備が整った者からばらばらに入場。試合前の写真撮影では一定の距離を保った。キックオフ前には審判員らも含めた全員で拍手し、コロナと闘う医療従事者に感謝の意を表した。

 だが、試合が始まると禁止されているはずの行為が散見された。「握手、抱擁などは行わない」と定められているが、豪快なシュートを決めた選手は味方と抱き合って喜び、好プレーでしのいだDFは味方と思わずハイタッチするシーンも。「唾、痰(たん)吐き、うがいなどは飛沫(ひまつ)が飛び感染の原因になる。絶対にやめる」はずだったが、飲水タイムにうがいをする選手もいた。

 さまざまな議論と準備を重ねて再開にこぎ着けたが、Jリーグが感染源となってしまえば水の泡になりかねない。選手たちは不慣れな制約の中、1試合でも多くの試合をファンに届ける責務を担っている。

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