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マジョルカ指揮官 完敗受けチームの改善点指摘…ゴール前で「決断力のあるプレー欠けていた」

[ 2020年6月28日 16:04 ]

競り合うマジョルカの久保建(左)(C)SAFELOCK Entertainment
Photo By 提供写真

 日本代表MF久保建英(19)が所属するマジョルカのビセンテ・モレノ監督(45)が、逆転での1部残留に向けチームの改善点を口にした。1―3で敗れた敵地・ビルバオ戦の試合後の会見で、守備陣のもろさとゴール前の精度の欠如を指摘。攻撃に関しては「いくつかのシーンでペナルティーエリア内での冷静さ、(ゴールから)最後の数メートルでより良い選択を選ぶなど、決断力のあるプレーが欠けていた」とし、守備に関しては「早い時間帯で2失点し、相手に余裕を与えてしまった」と振り返った。

 指揮官はさらに失点シーンについても詳しく分析。MFラゴ・ジュニーオールが左サイドからのクロスに対し、ファーサイドに走り込んだ相手を無意識に引っかけてPKを与えた1失点目に関しては「相手FWひとりに対して、3人のDFが(ペナルティーエリア内に)いた。PKだった否かは別に、必要のないプレーだった」と指摘。相手の右CKからシュートコーナーを使われ、ニアでいとも簡単にフリーでシュートを打たれた2失点目については「準備していた」と対策していたプレーだったことを示唆した上で「それでやられてしまったのは、私の責任」と悔やんだ。

 久保はマドリード戦から中2日となったこの試合もフル出場。8戦連続での先発となり、0―2の後半24分に右サイドから味方のPK奪取を“お膳立て”するなど主軸として改めて質の高いプレーを見せた。だが降格圏18位に沈むチームは敗れ、これで再開後1分け4敗。残留争いのライバルで、1試合消化の少ない17位エイバルとの勝ち点差6を縮めることはできなかった。今季は残り6試合。逆転での残留を決めるには、指揮官が指摘する問題を早急に解決する必要がありそうだ。 

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2020年6月28日のニュース