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浦和 20年シーズンチケットの全額払い戻し決定、10億円規模の損失見込み

[ 2020年6月10日 15:06 ]

 浦和は10日、新型コロナウイルス禍により、試合の休止や延期が発生し、ファン・サポーターに当初予定していたシーズンチケットのサービスが提供できない上、再開後もスタジアムへの来場や観戦に不安な思いや心配を感じる人も多いため、20年シーズンチケットの全額払戻しの対応をすることを発表。今季のシーズチケット購入者はJ1最多の約2万人で専用フォームで対応、損失は10億円規模になる見込みという。

 一方、クラブによれば「払い戻し辞退」という声も多いという。シーズンチケットはクラブ経営において非常に重要な収入源であり、クラブ存続を左右する柱の1つ。熱い思いに応える方法も合わせて発表した。

 まず専用フォームで「全額辞退」「半額辞退」のいずれかを選択。「チケットを払い戻さず『寄附』することにより税優遇を受けられる制度」が利用可となる(浦和のホームゲームは同制度の指定行事と認定)。払い戻しを辞退した場合、同制度を利用し、確定申告を行えば、払い戻しを辞退した分のシーズンチケット料金の約40%について税額控除が受けられる(※所得税を納税していない被扶養者が自らチケット購入の場合、また購入名義が法人の場合は対象外)。

 J1では7月4日に再開し、2試合は無観客での開催。7月10日以後は、政府の対処方針に沿い、上限5000人の制限付きで観客動員を始め、8月以後はスタジアム収容の50%以内に制限が緩和される見通し。

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2020年6月10日のニュース