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村井チェアマン トラッキングシステム医療に役立てたい

[ 2020年6月10日 05:30 ]

Jリーグ実行委員会 ( 2020年6月9日 )

実行委員会後、オンラインで記者会見するJリーグの村井満チェアマン
Photo By 共同

 村井チェアマンは新型コロナ対策にJ1のトラッキングシステムを活用する私案を口にした。トラッキングシステムは15年から運用され、ピッチ全体を撮影して選手や審判の動きを追尾、位置情報と時間情報をもとにデータ化。「どの選手が誰とどのくらいの距離で、何分間、何秒間、会ったかが全て計測できる」と説明し、「試合における濃厚接触の判断材料を、我々からも(医療行政に)提出できるかもしれない」と話した。

 J2、J3についても「DAZNの全試合の映像がある」とした。Jリーグではサッカー独自の濃厚接触者の定義を設ける議論を続けており、医療行政の判断に資する知見を提出する上で重要なデータになり得る。さらに実際に陽性者が出た場合の濃厚接触経路の特定はもちろん、予防にも活用できる。

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2020年6月10日のニュース