横浜　MF天野の復帰とDF小池の獲得を“電撃発表”、ライブ配信でともに意気込み

横浜復帰が発表された天野純
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　横浜は28日、ベルギー2部ロケレンから元日本代表MF天野純（28）の復帰とDF小池龍太（24）の完全移籍での獲得を“発表”した。緊急開催された「横浜F・マリノス公式YouTube　Live」に2人がサプライズ登場。4000人以上が視聴する中、事前にシークレットゲストとして告知されていた正体が電撃的に明かされた。

　昨夏まで10だった天野の新たな背番号は39に、小池の背番号は25に決定。ともに4月23日のオンライントレーニングから既にチームに合流している。

　天野は「またマリノスの日産スタジアムや三ツ沢の最高の雰囲気で試合ができると考えると今からワクワクする」と笑みを浮かべた。背番号39を選んだ理由についても説明。「こういう難しい状況で受け入れてくれたマリノスへの感謝を込めて」とサンキューと読める39にしたことを明かし「もっと活躍して帰ってきたら（再び10番を）付ける権利はあったけど、そんなにマリノスの10番は軽くない」と口にした。

　昨夏まで柏でプレーしていた小池は、約1年ぶりのJリーグ復帰。「凄い熱量」で横浜からオファーを受け、「すぐに行きたいと伝えた」という。「右サイドバックは凄く層が厚いですが、逆にそれが選んだ理由。自分もそこの争いに加わってもっとレベルアップしていきたい」と抱負を口にした。私生活では二児のパパでもあり、背番号25を選んだ理由については「長男が12月25日生まれで25を付けさせてもらいます」と明かした。

　2人が所属していたロケレンは多額の負債により4月20日に裁判所から破産宣告を受けた。これにより、移籍期間外でもFIFAからの特例が下りたことで移籍が可能となっていた。天野は今年6月30日までの期限付き移籍だったが、前倒しでのレンタルバック。小池は移籍金なしでの完全移籍となった。

　◆天野　純（あまの・じゅん）1991年（平3）7月19日、神奈川県出身の28歳。横浜の下部組織でサッカーを始める。10年に順大に進学し、14年に横浜に加入。横浜ではJ1通算102試合に出場し、10得点。1メートル75、67キロ。

　◆小池　龍太（こいけ・りゅうた）1995年（平7）8月29日生まれ、東京都出身の24歳。14年に当時JFLの山口に加入。JFLからJ3（同）、J2（同）、J1（16年11月～柏）、欧州（19年8月～ロケレン）と飛躍した。いとこは日本代表MF中島翔哉（25＝ポルト）。1メートル69、67キロ。