【J通訳が皆伝する英会話術「Jリーガーからのヒント」<4>】1日3分間、英語だけの時間を

[ 2020年5月28日 05:45 ]

ジョージ赤阪(illustration by BASHI)
Photo By 提供写真

 こんにちは。大久保嘉人や中村俊輔らJリーガーから“ジョージ”の愛称で親しまれている、J2磐田の通訳です。21年間の通訳経験を生かし、常識とはひと味違う習得法を伝授しています。聞き手は英語が苦手な東京・門前仲町OLさん。新型コロナウイルス感染拡大の影響で普段より、長くなったおうち時間を生かし、4回目の今回もぜひ皆さん一緒に学びましょう。

 ジョージ(以下ジ)こんにちは。

 OL(以下O) こんにちは。ジョージさんは前回、「30例文+300単語」の染みついた私にはもう、英語だけで物事を考える準備ができているとおっしゃいましたね。でも英語だけで考えるって、具体的にどうすればいいのでしょう?

 ジ はい。それでは次のステップは「1日3分間、英語だけの時間を作ろう!」です。

 O たった3分?

 ジ そうです。負担にならないようにね。まずは始める前に一つ“呪文”を。何でもいいから英語を3回唱えましょう。例えば「Only English.Only Englisn.Only English.」と。「英語脳」に切り替える暗示です。僕も違う言語の通訳をする前に行っていますよ。

 O 言いました!

 ジ では早速始めてみましょう。とにかく3分間、「30例文+300単語」の中から知っている言葉を頭に浮かべて口にしてみて。例えば…
 I go to work at nine in the morning.
 I eat lunch about twelve thirty.
 I watch TV at night.
 I go to bed at eleven.のように。文章が難しければ片っ端から単語を言うのでもいいですよ。視界に入ったものでもOK。3分間別の単語を言うのが難しければ同じ単語を繰り返しても構いません。

 O それなら簡単。

 ジ ここでも大事なのは、日本語には訳さず英語でイメージすること。「tiger」だったら黄色と黒の縞模様を脳に描いて。「虎」と変換しちゃダメですよ。

 O 重要なのは日本語を忘れて英語だけで考えることですね。

 ジ そう!もう「英語脳」の重要性が分かってきましたね。見事にやり遂げたら「Well done!(よくやった!)」と自分を褒めてあげましょう。これを2、3週間繰り返せば立派な「英語脳」が完成です。

 O 寝る前の習慣にしてみます。

 ジ ぜひ!実はね、この「英語脳」の習慣化は磐田でも取り入れているんです。毎年鹿児島でのプレシーズンキャンプの夜に、僕は英会話教室を開いています。

 O どんな選手が生徒なんですか?

 ジ たくさんいますが、昨季まで所属していたFW大久保嘉人(現J2東京V)は熱心な受講者でした。日中はハードな練習をするので、選手はみんな疲労困憊(こんぱい)。自由参加にしていたけど、嘉人は毎晩参加してくれました。

 O 勉強家ですね。

 ジ Jリーグで一番得点を取っているJ史上最高のストライカーは、何でもどん欲でした。語学まで真剣に学ぶ姿勢からは僕も学ぶところが多かった。そんな嘉人たちにも課していたのが日本語一切禁止ルールです。よくカードゲームをしていたんですが、カードを引くときには必ず英語の例文を披露してもらっていました。失敗した時の罰ゲームは仲間の飲み物をサーブすること。

 O 盛り上がりそう!

 ジ あなたもオンラインなどで日本語禁止のゲームを仲間とやってみるとおもしろいかも。罰ゲームを取り入れるとより真剣味が増すのでオススメです。3分間トークに仲間とのゲーム。脱・日本語で「英語脳」をどんどん鍛えていってくださいね。

 O 分かりました!

 ◆ジョージ赤阪(じょーじ・あかさか) 99年から磐田の通訳を務める埼玉出身の53歳。日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、韓国語を操る。現在フランス語も習得中。これまで約30人の通訳を担当。
 ※全6編で、30日まで毎日配信。

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