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トットナムFWケーン放出も 財政危機回避へ 移籍金は史上最高270億円

[ 2020年4月12日 22:51 ]

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、イングランド・プレミアリーグのトットナムがエースのイングランド代表FWハリー・ケーン(26)を放出する可能性が浮上した。11日付の英紙デーリー・メール(電子版)が報じた。

 プレミアリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無期限の中断となっており、クラブは収入減に直面している。トットナムは昨年完成した新スタジアムの建設費として6億3700万ポンド(859億円)の借金を抱える上に、過去の移籍金として8300万ポンド(約112億円)の債務がある。

 将来的な財政危機を回避するため、トットナムのダニエル・レビ会長(58)はエースのケーンを移籍金2億ポンド(約270億円)で今夏にマンチェスター・ユナイテッドへ売却することを認める意向だという。実現すれば、2017年にスペイン1部バルセロナからフランス1部パリ・サンジェルマンに移籍したブラジル代表FWネイマール(28)の移籍金2億2200万ユーロ(約1億9800万ポンド=約267億円)を上回り史上最高額となる。

 ケーンは3月に自身のインスタグラムで「自分は野心のあるプレーヤー。トットナムを愛しているが、それだけで永遠にここに残ることはない」と発言。タイトルを獲得できないのであれば、クラブに残ることはないと語った。レビ会長はこのコメントに激怒し、放出へ傾いたという。

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2020年4月12日のニュース