湘南FW石原直　思い複雑も再開時に「どれだけ上げているかが大事」、石原広の結婚には祝福

　湘南は2日、馬入で練習を行い、副キャプテンのFW石原直樹（35）が取材に応じた。前日同様、マスクを付け、報道陣と2メートル以上の距離を取って対応した。

　Jリーグ関係者に新型コロナウイルスの感染者が相次ぐ中、Jリーガー18年目の35歳は「延期、延期で本当に（5月9日に）再開できるのかという気持ちと、再開していいのかという複雑さがある」と率直な思いを吐露。「シーズンオフ以上の期間があるので、再開した時にどれだけコンディションを上げているかが大事だと思って日々トレーニングしている」と続けた。

　このまま各地で感染が拡大し、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が出た場合は“最終手段”の無観客開催の可能性も視野に入ってくるが、「やっている側としては（サポーターに）見てもらいたいというのが一番。（無観客でも）画面越しで見られると思うが、どうなるか、想像がつかないです」とも話した。

　チームは先月31日まで5日間の連休を取り、1日から練習を再開している。この日は練習後にDF石原広教（21）がチームに自身の結婚を報告。祝福の声が掛けられる一幕があった。石原直は「（リーグ戦が）始まったら過密日程になる。こういう時にこそチーム力、全体の力の差が出てくると思う」と一体感の大切さを強調した。