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19歳MF神田 ブラジルでプロ契約 カズ以来静岡学園から2人目

[ 2020年3月15日 00:00 ]

代理人の安芸・アレシャンドレ氏(左)に見守られ契約書にサインする神田
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 24年ぶりに全国高校サッカー選手権を制した静岡学園OBのMF神田凜星(りんせい、19)がこのほど、リオ・ブランコEC(ブラジル・サンパウロ州選手権2部)とプロ契約を結んだ。

 静岡学園からブラジルでのプロ契約は三浦知良(53=J1横浜FC)以来2人目の快挙。「諦めずにやってきてよかった。ここがゴールじゃなくてスタート。プロ1年目としてガンガンやっていきたい」と現地時間12日(日本時間13日)、リオ・ブランコECとプロ契約を締結した。1913年に創設。過去には元ブラジル代表のMFフラビオ・コンセイソン氏(45)やFWルキアン(28=J2磐田)らも所属していた。先月末には練習に合流し「雰囲気もいいし、技術を大切にする部分が静学に似ている。足元の技術ではブラジル人であろうが負けないように」と新天地での活躍を誓った。

 昨季はアトレチコ・ゴイアニエンセU―20で9試合に出場し1得点2アシスト。静岡学園で磨いた足元の技術と広い視野から繰り出すスルーパスを武器に存在感を示した。「自分的にはもうちょっとできたかな」と謙遜するが選手登録後の9月からという短い期間で結果を残し、今回の契約にこぎ着けた。今後はU―23でプレーしトップチームでの出場機会を狙う。「今、ブラジルでは本田選手(圭佑、33=ボタフォゴ)が騒がれてますけど、本田じゃなくて神田と言われるくらいバリバリやっていきたい」とニヤリ。身長1メートル54。静学の小さな若武者が王国ブラジルで大暴れを誓った。

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