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品川が初出場初V 日本代表・川村4得点でMVP ブラインドサッカークラブ日本一決定

[ 2020年2月9日 19:48 ]

ブラインドサッカー KPMG杯クラブチーム選手権最終日 ( 2020年2月9日    富士通スタジアム川崎 )

優勝を決め、チームメイトと肩を組む川村(右)
Photo By スポニチ

 視覚がい害者らによるクラブ日本一決定戦の決勝が行われ、パペレシアル品川がコルジャ仙台を5―0で下し、初出場初優勝を決めた。チームの主将を務める日本代表の川村怜(30)が4得点を挙げる大活躍を見せ、相手チームを圧倒。大会MVPにも輝いた。

 競技普及のため、昨年新チームを創設した川村。寺西一や佐々木ロベルト泉など日本代表選手を擁する一方で、競技を始めたばかりの選手もいる。「レベル差がありすぎるチーム。それぞれが役割をしっかり理解していたからこそ、優勝出来たのかな」と笑顔を見せた。

 以前所属していたAvanzareつくばでは、多数の日本代表選手と切磋琢磨(せっさたくま)できる環境に加え、練習拠点も確保されていた。しかし新チームには未だ拠点と呼べる場所はなく、練習場所を転々としている。「環境はゼロからのスタート。自分の実力アップと並行して場所も考えないといけないので、正直厳しいです」と苦笑い。それでも「パラリンピック前に環境を変えたことで、経験になった部分もある。代表の試合でも生かしていきたい」と自らを奮い立たせた。

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2020年2月9日のニュース