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森保J 拠点を東京から千葉・幕張へ“お引っ越し” 4・7稼働で東京五輪金へ総仕上げ

[ 2020年1月20日 05:30 ]

東京五輪に向け仲良く手を合わせる(左から)関塚技術委員長、日本代表とU―23代表を兼任する森保監督、田嶋会長
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 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)が19日、岩手県内で講演後、取材に応じ、今春、森保ジャパンが千葉・幕張へ“お引っ越し”することを明かした。日本サッカーの新たな活動拠点「高円宮記念JFA夢フィールド」が4月にオープンすることを受け、3月中には各指導者、審判員ら100人以上のスタッフが都内のJFAハウスから大移動するという。

 今後、A代表、U―23代表を兼任する森保一監督以下、男女各代表の指導者、技術委員会は幕張に常駐となる。合宿地としてはもちろん、世界大会の分析や情報の収集、発信地としても役割を担う。FC今治前監督の小野剛氏も新拠点での活動に備え、技術委員に加わった。

 最大の利点は「ピッチが横にあること。すぐに(情報を)イメージし練習できる」と田嶋会長。クラブハウスには2面の天然芝ピッチが併設された。7月には敷地内に一般市民も利用できる天然温泉も誕生予定だ。選手間、または選手と監督が裸の付き合いでコミュニケーションを図ることも可能となる。

 7月23日には東京五輪の1次リーグが始まる。五輪代表は同6~17日には兵庫県内でキャンプ。悲願の金メダルへ総仕上げの場として「JFA夢フィールド」を使用する計画もある。「単なる練習場だけでなくアイデンティティーを伝えていく場にしたい」と田嶋会長。総工費40億円超の豪華施設。幕張が日本サッカーの中心地になる。

 ▽高円宮記念JFA夢フィールド 千葉県立幕張海浜公園内に新設されるサッカー施設でピッチは天然芝、人工芝が2面ずつ。さらにフットサル場、今夏にはビーチサッカー場も完成予定。クラブハウスには炭酸泉スパも完備され、指導者、審判員の養成、海外組が帰国した際の練習場としても提供される見通し。4月7日にオープン予定。

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