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女王・日テレ、2年連続3冠&皇后杯3連覇に王手 浦和は5大会ぶり4度目決勝で悲願の初Vなるか

[ 2019年12月22日 20:31 ]

INAC神戸を破り決勝進出を決め、喜ぶ浦和イレブン
Photo By 共同

 第41回皇后杯全日本女子サッカー選手権は22日、埼玉県のNACK5スタジアム大宮で準決勝2試合が行われ、浦和と日テレが29日に同会場で行われる決勝戦進出を決めた。

 午後3時開始の第1試合では5大会ぶりの決勝進出と初優勝を目指す浦和と、過去10年で6度大会を制し3年ぶりの頂点を狙うINAC神戸が激突。浦和は常に先手を取られながら0―1で迎えた前半9分にFW菅沢優衣香(29)、1―2で迎えた後半16分にはFW清家貴子(23)のゴールで2度追いつき、2―2で迎えた後半32分にE―1選手権(韓国・釜山)で大会MVPに選ばれたDF南萌華(21)が逆転となる決勝ゴールを決めた。

 E―1選手権で2戦5発と活躍しながらケガで代表を離脱したFW岩渕真奈(26)を欠いたINAC神戸は、前半2分にMF中島依美(29)のゴールで幸先良く先制。1―1で迎えた後半10分にはMF増矢理花(24)のゴールで勝ち越したが、涙を飲んだ。

 続いて午後6時開始の第2試合では皇后杯史上最多13度の優勝を誇り、なでしこリーグ5連覇中&皇后杯2連覇中の女王・日テレと、2部で唯一勝ち残って初の4強入りを果たしたちふれAS埼玉が対戦。日テレは前半29分にMF菅野奏音(19)のゴールで先制したが、ちふれAS埼玉が後半36分にMF祐村ひかる(22)のゴールで追いついて延長戦に突入。そして迎えた延長前半9分、日テレは途中出場していたFW小林里歌子(22)が角度のない場所から豪快に決勝ゴールを叩き込んで2―1と勝利を収め、なでしこリーグ、なでしこリーグ杯との2年連続3冠へ王手をかけた。

 決勝戦は準決勝と同じNACK5スタジアム大宮を会場に29日に行われ、キックオフは午後2時。5大会ぶり4度目の決勝進出となった浦和は悲願の初優勝、日テレは2007~2009年度以来10大会ぶりの3連覇と2年連続3冠を目指す。

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