横浜・仲川、5戦連発 15年ぶりVへ王手 7日FC東京と直接対決「勝てばいいだけ」

[ 2019年12月1日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第33節   横浜4-1川崎 ( 2019年11月30日    等々力 )

横浜・仲川輝人
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 9試合が各地で行われ、首位・横浜は敵地で川崎Fとの“神奈川ダービー”に臨み、4―1で下し、6連勝とした。2位FC東京が浦和と引き分けたため、04年以来15年ぶりの優勝は7日の最終節の直接対決に持ち越しとなったが、得失点差で7点上回り、圧倒的優位な状況となった。FW仲川輝人(27)が出場5試合連続となるゴールを挙げ、今季15得点8アシストとし、合算して目標としていた背番号「23」に並べた。

 15年以来勝利がない敵地での川崎F戦。嫌な記憶を払しょくしたのは、やはりこの男だった。前半8分。マテウスが川崎Fの守田を振り切ってペナルティーエリア左奥に進入すると、低い弾道のクロスを供給。すぐさま反応したのが仲川だった。混戦の中、左足に当てた後に体で押し込んでネットを揺らした。相手の戦意をそぐ早い時間帯での先制点。「チームを助けるために結果を出せていることが大事だと思う」とうなずいた。

 5戦連発で得点数を15に伸ばし、チームメートのマルコス・ジュニオールと並んで得点ランキング首位に浮上した。クラブ愛から今季、背番号を日産自動車にちなんで23(ニッサン)に変更。「ゴールとアシストを合わせて23」を目標に掲げ、ついに15得点+8アシストで目標を達成した。15年ぶりのリーグ制覇だけでなく、自身の得点王戴冠もうかがえる状況なだけに、「もっと上を目指していきたい」と貪欲だ。

 6年前。勝てば優勝が決まる最終節川崎F戦に敗れタイトルを逃した。当時から在籍する選手はMF喜田とDF栗原だけだが、あの屈辱は忘れられない記憶としてクラブに深く刻み込まれている。試合前。ポステコグルー監督は「サポーターのために勝利しよう」と選手に語り掛けた。FC東京―浦和戦の結果次第でリーグ制覇が決まる状況だったが、指揮官は他会場の途中経過を選手に伝えることはしなかった。雑音をシャットアウトした効果は大きく、仲川は「みんなこの試合に集中できていた」と振り返った。

 FC東京が勝ち点を積み上げた結果、タイトルの行方は最終節の直接対決に委ねられた。引き分け以上で文句なし、負けても3点差以内では戴冠という有利な状況になった。「勝てばいいだけ。自分たちのサッカーをして最後も勝って日産スタジアムでファン、サポーターと喜びたい」。面倒な計算は必要ない。目の前のライバルに勝ち切るだけだ。

◆仲川 輝人(なかがわ・てるひと)1992年(平4)7月27日生まれ、川崎市出身の27歳。川崎F下部組織、専大を経て15年に横浜加入。16年にJ2町田、17年にJ2福岡へ期限付き移籍し、18年に横浜復帰。J1通算62試合24得点。1メートル61、57キロ。利き足は右。

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