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岡崎入団会見「すごく興奮 期待に応えたいという強い気持ち」

[ 2019年9月13日 23:56 ]

 スペイン2部リーグ、ウエスカに移籍したFW岡崎慎司が12日、ウエスカで入団会見を行った。

 レスターで奇跡のプレミアリーグ優勝に貢献した岡崎に対する注目度は大きく、会見後のサポーターお披露目式には2000人が集結。「僕自身、そういう歓迎を受けたことがないので、すごく興奮しています。その期待に応えたいという強い気持ちがあります」と意気込みを語った。

 7月に同じ2部のマラガに加入したが、財政問題のため今月3日に退団。4日にウエスカに1年契約で加入し、8日のヒホン戦でデビューした。「1カ月、マラガににいた経験は、まずスペインを知るということで大きかったと思います。マラガでプレーできなかったことは残念ですけど、今スペインでデビューできたので、誰のことも恨んでいないですし、ウエスカでプレーすることだけに集中しています」と”トラブル”も前向きにとらえた。

 日本代表、東京五輪に関する質問には「頭にない。とにかくチームでたくさんゴールを決めること。1部に上げることが目標」ときっぱり。同じアラゴン州にあるライバルクラブ、2部サラゴサに加入したMF香川真司については「連絡は取っていますが、まだ一回も会っていないです。負けられないんで、そこは(笑い)。もともとすごい(仲がいい)友人ですけど、サッカーはまた別で。一番負けてはいけない相手だと思うので」とピッチでの対決に闘争心を燃やした。

 ウエスカのオルタスGD(ゼネラルディレクター)は8月中旬にマラガが岡崎の選手登録に問題を抱えていることを把握し、9月2日の移籍期限最終日までマラガ側に連絡を取り続けて獲得に成功したという。「私たちが欲していたのは戦うことのできる選手で、岡崎はそれにぴったりとハマった。彼は前線から精力的にプレスを仕掛けてくれる選手で、それはチーム全体のパフォーマンスにポジティブな影響を与える。また、私たちは技術的に優れたチームで、彼はその中で自分の長所を生かすことができるだろう。岡崎こそが、チームに欠けていたものを補完する存在なんだよ」と1部復帰を目指すチームにマッチした補強として岡崎に大きな期待を寄せた。

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2019年9月13日のニュース