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マジョルカ久保 ベンチ入り濃厚“ジョーカー”で待望スペインデビューだ!

[ 2019年9月1日 05:30 ]

敵地・バレンシア戦に向けて練習する久保
Photo By スポニチ

 マジョルカは31日、1日(日本時間2日午前0時開始)のアウェー・バレンシア戦に向けた遠征メンバー19人を発表し、レアル・マドリードから期限付きで加入した日本代表MF久保建英(18)も名前を連ねた。25日のRソシエダード戦でベンチ外となり、先送りとなったスペインデビューが、いよいよ実現する可能性が高まった。久保への地元での期待も高まっており、世界屈指の名門も認めたその実力を初陣で発揮する。

 待ち望んでいた瞬間が刻一刻と近づいてきた。加入直後の25日のRソシエダード戦はベンチ外だった久保だが、モレノ監督も30日に「(バレンシア戦で)プレーする準備はできている」と話したように、まずは19人の遠征メンバー入り。うち18人が登録される。ベンチスタートが濃厚だが、“ジョーカー”としてスペインデビューを果たす可能性が高まった。

 デビューに向け現地での注目も高まっている。市内のオフィシャルショップでは久保のユニホームの注文が殺到。貼り付け用の背番号26の「2」と、登録名TAKEの「K」は在庫切れ状態で、女性店員は「レアルからの加入でスペイン人からの注目も高い」と驚きを隠せない。地元紙「ウルティモ・オラ」のネット調査でも、1000人近い投票者の8割が「ポジティブな獲得」と、期待をかけている。

 1日の敵地バレンシア戦に向けた前日練習は報道陣にもすべて公開。サイドからのクロスにFW陣が合わせる練習では、久保のみ左と右の両サイドでプレーした。モレノ監督から「タケ、ムイ・ビエン(タケいいぞ)」と声が飛ぶなど指揮官からの期待も高い。ハーフコートの11対11のミニゲームでは右MFに入ってプレー。久保は味方に積極的に指示するなど、デビューへ準備は着々だ。

 18歳89日で迎えるバレンシア戦。デビューとなれば18歳257日の丸岡満(ドイツ・ドルトムント)を抜いて欧州4大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア)における日本人最年少出場記録を樹立する。「1部でプレーできてうれしい」と話す久保が、敵地で衝撃デビューを狙う。

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2019年9月1日のニュース