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清水・西沢 決勝弾で“ポスト北川”へ名乗り!3戦ぶり勝利に貢献

[ 2019年8月3日 22:10 ]

明治安田生命J1第21節第2日   清水1―0横浜 ( 2019年8月3日    日産ス )

<横浜・清水>後半、清水・西沢(中央)はゴールを決め喜ぶ(撮影・西尾 大助)
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 2連敗中の清水は3日、アウェーで難敵・横浜と対戦。後半5分にMF西沢健太(22)が5試合ぶりの得点となる値千金の決勝弾を叩き込み、1―0で勝利した。

 ひと差し指を突きあげ「おれが西沢だっ!」と言わんばかりに胸を張った。0―0の後半5分。FW河井のハーフウェーライン付近からの「優しい」縦パスに反応。左サイドをドリブルで駆け上がり、右足で冷静に蹴り込んだ。GK朴一圭(パク・イルギュ)の手に触れるも、球は右サイドネットを揺らし決勝ゴールとなった。

 「落ち着いて決められた。(GKに)弾かれても右にドウグラスが詰めていたので得点になると思った」と声が弾んだ。

 前日の2日。7月末にオーストリア1部、ラピード・ウィーンに旅だった同学年のFW北川航也(23)に思いを馳せた。三保の練習場で「航也が頑張れば僕も頑張れる。航也の後は僕が引き継ぐ」と、自身への奮起の思いも込めて「ポスト北川」に名乗り。

 今季デビューから「シンデレラボーイ」の存在だった22歳は、強敵を沈める一撃を放ち、エースの代役を果たすパフォーマンスで有言を実行した。

 これで3得点はすべて決勝弾。「自信になった」。DF陣も13試合ぶりの無失点で意地を見せた。西沢の輝きとともに、新しい船出の清水が最高の形で再スタートを切った。 (大木 穂高)

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2019年8月3日のニュース