ガンバ遠藤 前人未到の金字塔!日本選手初1000試合出場

[ 2019年8月3日 05:00 ]

<神戸・G大阪>後半、途中出場のG大阪の遠藤は大崎(右)に倒される(撮影・岩崎 哲也)
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 明治安田生命J1第21節は2日、1試合が行われ、G大阪のMF遠藤保仁(39)が前人未到の公式戦1000試合出場を達成した。アウェーで対戦した神戸戦で、後半途中から出場し大台に到達。試合はMF倉田秋(30)がクラブJ1通算1500得点を挙げるなど有利な展開も、追いつかれ2―2のドロー。ベテランが打ち立てた金字塔を白星で飾れなかった。

 偉業を成し遂げても、2点差を追いつかれる悔しいドローでも、いつも通りの遠藤だった。取材エリアに現れた背番号7は「うれしく思いますし、長くプレーできてこその数字」と前人未到の公式戦1000試合出場を“人ごと”のように振り返った。

 2点リードの後半19分から出場。慣れ親しんだダブルボランチの一角として守備で奔走した。同点に追いつかれた試合終了間際にはFW食野に針の穴を通すようなパスを供給。得点には結びつかなかったが高い技術で攻撃のタクトを振るった。

 プロ22年目。淡々とした姿勢の裏で、衰えない情熱と負けず嫌いな性格が同居する。「ロシア(W杯)にも出たいと思っていた。現役である以上は日本代表に入り続けたい。森保さんの目に留まるかもしれない。自分から扉を閉めることはない」。3度のW杯出場で日本人最多の国際Aマッチ152試合出場を誇るが、今も本気で22年カタールW杯を目指している。

 17年からは絶対的なレギュラーではなくなった。同年夏にはプロ入り後初の2試合連続出場機会なしという悔しさも味わった。だが紅白戦から主力組を脅かすプレーをし、8月9日の広島戦で1得点。当時の長谷川監督を認めさせて定位置を奪い返した。ジョーカー的な役割を担うことが多くなった今季も、要所で見せ場を演出。小笠原満男氏や中沢佑二氏らしのぎを削ったライバルたちが相次いで引退しても「キッカケがないので」と現役を退く考えは一切持っていない。

 数々の金字塔を立てたレジェンドには楢崎正剛氏が持つJ1リーグ631試合出場の更新にも期待がかかる。だがスタンスは変わらない。「ただ単に数字を重ねていくのではなく、できればスタメンで出て、勝てる試合をたくさんしたい」。淡々と、でも目前の一勝にこだわり、進んでいく。

 ≪次は楢崎J1記録631戦目指す≫Jリーグによると過去に公式戦1000試合出場した選手はおらず、遠藤が初めて。内訳はJ1リーグ621、同チャンピオンシップ3、ルヴァン杯(ナビスコ杯含む)72、天皇杯48、ACL58、クラブW杯3、ゼロックス杯6、スルガ銀行杯1、A3チャンピオンシップ3、J2リーグ33、国際Aマッチ(日本代表)152。ちなみにJ1の出場記録保持者で昨年限りで現役を引退した元日本代表GK楢崎正剛は公式戦878試合出場で、J最多タイトル保持者で同じく昨年引退したMF小笠原満男は725試合出場。

 ◆遠藤 保仁(えんどう・やすひと)1980年(昭55)1月28日生まれ、鹿児島市出身の39歳。98年に横浜Fでプロデビューを果たす。99年に京都、01年にG大阪へ移籍。05年のリーグ優勝などに貢献し、個人としても09年のアジア年間最優秀選手賞、14年のJリーグ最優秀選手賞などを受賞した。A代表は02年11月20日の親善試合アルゼンチン戦でデビュー。W杯はドイツ、南アフリカ、ブラジルと3大会連続出場した。1メートル78、75キロ。右利き。

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