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仏1部ナント・ハリル監督 開幕1週間前に電撃退任 レアル久保ら獲得希望も会長が拒否

[ 2019年8月3日 20:02 ]

元日本代表監督で仏1部ナントのハリルホジッチ監督
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 フランス1部リーグのナントは2日、元日本代表指揮官のバヒド・ハリルホジッチ(67)の退任を発表した。本人が辞任を希望し、キタ会長との会談で退任することで合意したという。

 地元メディアによると、ハリルホジッチ氏は日本代表MF久保建英(18=レアル・マドリード)らの獲得を熱望していたが、キタ会長から予算不足を理由に拒否されるなど、戦力補強を巡って同会長との関係が悪化。リーグ開幕(9日)のわずか1週間前の電撃退任となった。後任は未定。

 ハリルホジッチ氏は2日に指揮を執った親善試合ジェノア戦後、報道陣に「1週間ほど前にチームを離れることを決断した。シーズンに向けて2、3カ月にわたって新チームの計画に取り組んできたが、残念ながら計画で私の望む事がきなかった」と報道通り補強面の不満を辞任の理由に挙げた。7月31日に会長に辞任の意思を伝えたという。「選手、スタッフ、サポーターに感謝したい。欧州カップ戦を戦うためにナントにやって来たが、実現できなかった。私は死ぬまでナントのサポーターであり続ける」と愛するクラブに別れを告げた。「現時点でオファーは何もない」と語ったが、地元メディアではモロッコ代表監督就任が有力視されている。

 昨年4月に日本代表監督を解任されたハリルホジッチ氏は、昨年10月に現役時代の1981~86年に活躍した古巣ナントの監督に就任して現場復帰。就任時にリーグ19位と低迷していたチームを立て直し、12位で1部残留に導いていた。

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2019年8月3日のニュース