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チェルシー無敗制覇!欧州リーグ史上初の快挙 アザール大活躍も「別れの時だ」

[ 2019年5月31日 05:30 ]

欧州リーグ決勝   チェルシー4-1アーセナル ( 2019年5月29日    アゼルバイジャン・バクー )

欧州リーグを制し喜ぶチェルシーイレブン(AP)
Photo By AP

 欧州リーグは29日、アゼルバイジャンのバクーで決勝が行われ、チェルシーがアーセナルとのイングランド・ロンドン勢対決に4―1で快勝。大会史上初めて無敗で、6季ぶり2度目の優勝を果たした。レアル・マドリード(スペイン)移籍が濃厚なベルギー代表MFエデン・アザール(28)が2ゴール1アシストと活躍。古巣相手に先制点を決めたフランス代表FWオリビエ・ジルー(32)が通算11得点で得点王となった。アーセナルは初優勝を逃した。

 チェルシーの背番号10が最高の置き土産とともに退団を宣言した。Rマドリードへの移籍希望を公言してきたアザールは「夢だったプレミアリーグで7年プレーした。もう決断した。あとは両クラブ待ちだ。別れの時だと思う」と惜別の言葉を口にした。

 「アーセナルを上回れたし、自分たちが勝利に値した」と自賛したように、エースがチームを快勝に導いた。1―0の後半15分に左からのパスでFWペドロの追加点をアシスト。その5分後にPKを冷静に左へ蹴り込むと、1点を返された後の後半27分に左ボレーでダメ押し弾を決めた。10番対決で、アーセナルの元ドイツ代表MFエジルが見せ場をつくれなかったのとは対照的な活躍ぶりだった。

 チェルシーで7季プレーし、公式戦352試合で110得点。2度ずつのプレミアリーグと欧州リーグ制覇など6つの主要タイトル獲得に貢献した。「新しい挑戦をする時だ」というベルギー代表の司令塔が、新天地スペインでジダン監督率いる名門再建のキーマンとなりそうだ。

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