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憲剛 逆襲弾決める!ACL蔚山戦で先発復帰確実

[ 2019年4月23日 05:30 ]

ACL1次リーグH組   川崎F―蔚山 ( 2019年4月23日    等々力 )

<川崎F練習>ボール回しに参加する中村憲(撮影・篠原岳夫)
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 川崎Fは23日、ACL1次リーグ第4戦で首位の蔚山(韓国)とホームで対戦する。現在、H組3位で負ければ予選突破が厳しくなる一戦。コンディション不良のため離脱していた元日本代表MF中村憲剛(38)が公式戦4戦ぶりに先発復帰することが確実となった。司令塔の復帰で平成最後のホームゲームをものにする。

 絶対に負けられない試合を前に、頼もしい存在が戻ってきた。コンディション不良のため約2週間離脱していた中村だ。この日公開された冒頭15分の公式練習では元気な姿で汗を流した。「(状態は)かなり良いです。徐々に確認しながらやってきた」と強調した。

 中村が離脱中には日本屈指のゲームメーカー、大島も復帰。14日のアウェー・鳥栖戦(1―0)、19日のホーム・湘南戦(2―0)を今季初の連勝で飾った。徐々に歯車がかみ合ってきた中での司令塔の復帰。これによりチームはさらに勢いを増す可能性が高い。中村が欠場した10日の敵地での蔚山戦は、後半アディショナルタイムに失点して0―1で敗れた。それだけに相手は今回も守備的な戦いをしてくる可能性が高いが、中村は「どれだけみんなの目線を合わせてこじ開けられるか」と力を込めた。

 蔚山は20日の城南との国内リーグ戦を0―1で落とし、今季初黒星。首位の座を明け渡した。川崎Fが前の試合から中3日なのに対し、蔚山は中2日。追い風も吹いている。平成最後のホームゲーム。中村が狙うは、決めれば日本人3位タイとなるACL通算10ゴール目だ。2大会ぶり5度目の決勝トーナメントへ、平成のクラブ史を塗り替え続けてきたベテランが蔚山撃破へとチームを導く。

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