ハリル氏　1円訴訟取り下げ「未来への挑戦に専念」

サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督
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　元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏（66）が、日本協会を相手取り名誉毀損（きそん）による慰謝料1円と謝罪広告の掲載を求めて起こしていた民事訴訟を、10日に取り下げた。代理人を務める金塚弁護士が裁判所に取り下げ書を提出。現在フランス1部ナントで指揮を執る同氏は、自身の公式サイトで「私は現在、自らのサッカー監督としての責務に真摯（しんし）に向き合っており、従って私は自分の未来への挑戦に専念すべきだと考えました」と記した。

　日本協会の田嶋会長は「改めて終わって良かったなと思います」と吐露。日本への貢献に感謝するとともに「同じサッカーの世界で生きているので、いつも頑張ってほしいと思っている」と話した。電撃的な解任会見から1年と1日。注目を集めた訴訟は意外な幕切れとなった。