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なでしこ、またクロスから失点ドロー 独と国際親善試合

[ 2019年4月11日 05:30 ]

国際親善試合   日本2―2ドイツ ( 2019年4月9日 )

 ドイツと引き分けに終わった日本(手前左から)小林、猶本(共同)
Photo By 共同

 FIFAランキング7位のなでしこジャパンは9日、ドイツのパーダーボルンで同2位のドイツと国際親善試合を行い、2―2で引き分けた。6月開幕のW杯フランス大会代表発表前最後の試合。相手のミスからMF長谷川唯(22)、FW横山久美(25)が得点したものの、守備ではいずれもサイドを突かれ2失点した。

 前半こそ無失点で終えたものの、後半に入ってドイツが攻撃に人数をかけると、弱点のクロスから失点。主将のDF熊谷は「失点するときはだいたいサイドからやられている」と危機感を口にした。

 4日のフランス戦も強力なサイド攻撃を食い止められず失点を重ねた。その反省から前半は左右への素早いスライドが機能して無失点。だが、後半に相手が前線に枚数をかけると、寄せが甘く簡単にサイドをえぐられた。この欧州遠征2戦での5失点のうち4失点がクロス、セットプレーから。「チームがW杯期間中も成長していけば(優勝の)可能性がないわけじゃない」と高倉監督。だが、世界一奪還に向けては解消すべき問題は多い。

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2019年4月11日のニュース