SNSで物議かもした松本VS神戸のレフェリング…原博実氏が冷静に分析、むしろ「ナイスジャッジ賞」

[ 2019年4月9日 16:25 ]

神戸・ウェリントンがヘディングでゴールを決めるものの…
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 レフェリングに関する疑問やルールを分かりやすく解説し、審判についての理解や関心を深めてもらうことを目的とする動画コンテンツ「Jリーグジャッジリプレイ」が9日、DAZNで先行配信され、Jリーグの原博実副理事長(60)が出演。SNS上などで「不可解な判定が多い」と物議をかもした6日の明治安田生命J1リーグ第6節・松本―神戸戦(サンアル)を担当した審判団を「ナイスジャッジ賞」と称賛した。

 番組で取り上げたのはJ1第6節のうち3つのシーンで、そのうちの2つがこの試合から。最後にピックアップされたのが神戸が0―2と2点を追う後半27分、セットプレーの場面で、FW田中順也(31)が右CKからインスイングで入れたボールをゴール正面でフリーになったFWウェリントン(31)がヘディングシュートし、ボールがネットを揺らすもその直前に他の選手がファウルを取られてノーゴールとなったシーンだった。

 芸能界屈指のJリーグ通であるタレントの平畠啓史(50)も「僕も正直なんのファウルか分からなかった」と話す中、原副理事長は「これは…大崎のファウルだね」と神戸DF大崎玲央(27)のファウルと断言。CKのファーサイドにいた大崎が、ウェリントンがフリーになる前に自分のマークしていた選手とウェリントンについていた松本DF飯田真輝(33)、その前にいるDF橋内優也(31)に対して「うまくつぶれているけど、よく見ると引っ張っているような感じがある」とし「レフェリーはウェリントンがヘディングする前にファウルって笛を吹いている。実際よく見てみると、これはファウルを取られてもしょうがないなと僕は思いました」と続けた。

 元国際審判員で日本サッカー協会審判委員の上川徹氏(55)は「僕も最初見た時に皆さんと同じように何が起きたか分からなかったです」とした上で、担当審判に電話で「どういう判断をしたんだ?」と確認したところ「ウェリントン選手をフリーにするために大崎選手が飯田選手を押さえにいっている」と答えが返ってきたと明かした。

 そして原副理事長は、大崎が相手選手のユニホームを手で引っ張っているのが映像にハッキリ残っていることを指摘した上で「あそこらへんでぶっ潰してウェリントンをフリーにするっていう動きをしている」と分析。「レフェリーはよく見ていたと思います」とし、「素晴らしいです、これは」と続けた。

 ゴール正面でウェリントンがここまでフリーな状態になるのは「普通じゃない。何かある」とした上川氏は、大崎がボールから目を離している時間帯があったと指摘した上で「そういう動きは見ます。ボールを見ないで相手競技者を見ていたりっていう選手がいる時はだいたいブロックに入るな、とか」と審判側からの視点を紹介した。

 ここで、原副理事長は「ヘタ!もうちょっとうまくやらないと」と大崎の動きにダメ出し。「ボールに関与しているように見せないと。それがないからレフェリーにも分かりやすい」と続けた。

 最終的な総括として、原副理事長は「ナイスジャッジ賞だね、これは」と審判団を称賛。番組MCの桑原学アナウンサーが「すごく僕が言いたいのは、ここまで議論して、話して、よく見ないと(分からない難しいジャッジ)。これが逆の印象になって日本のレフェリーはレベルが低いみたいなことを広められてしまうことがすごく残念だな、と」とまとめていた。

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