大分・片野坂監督　過密日程にも「全員で準備して良い成果を」

　Ｊ１大分は７日、９日のリーグ戦第３節の敵地・磐田戦に向けた練習を大分市内で行った。

　リーグ戦はここまで２戦を戦い１勝１敗。敵地での開幕戦でアジア王者・鹿島を下したが、２戦目のホーム開幕戦では同じ昇格組で昨季はＪ２で２戦２勝と得意にしていた松本に敗れていた。

　６日には、２００８年に優勝経験もあるルヴァン杯（旧ナビスコ杯）の初戦、Ｃ大阪戦をホームで戦い、１点ビハインドの後半４４分にＤＦ丸谷の同点ゴール、３分後のアディショナルタイムにＦＷ後藤の逆転ゴールが決まり劇的勝利を収めた。仕切り直しで臨んだ一戦でチームを勢い付ける勝利をつかんだ片野坂知宏監督は「リーグ戦でチャンスをつかめてなかった選手たちが、Ｃ大阪相手でも果敢にチャレンジしてくれた」。改めて選手の奮闘を称えた。

　中２日で敵地・磐田戦、続いて中３日でルヴァン杯の敵地・名古屋戦、次は中３日でホーム横浜戦と厳しい日程が待ち受けるが「全員で準備して良い成果を出せるように」と気を引き締めた。

　次戦の相手・磐田については「相手も連戦だが、連続でホーム。コンディション的にはこちらは移動もある。外国人選手が迫力あるし、川又選手も含め、どう管理するか。主導権を持てるゲームにしたい」。ルヴァン杯の劇的逆転勝ちの勢いに乗って公式戦連勝を狙う。