×

パリSG悪夢の敗退…ネイマール、VARのPK判定を批判「サッカーを分からない4人」

[ 2019年3月7日 17:50 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦   パリ・サンジェルマン1―3マンチェスター・ユナイテッド ( 2019年3月6日 )

欧州CLで8強を前に敗退し、ユニホームで顔を覆うパリSGのエムバペ(AP)
Photo By AP

 11季ぶり4度目の優勝を狙うマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が敵地でパリ・サンジェルマン(フランス)に3―1で勝利。2戦合計3―3としてアウェーゴール数で上回り、5季ぶりの準々決勝進出を決めた。欧州CLの決勝トーナメントで、第1戦のホームで0―2で敗れたチームが突破するのは史上初めてとなった。

 パリ・サンジェルマンにとっては、厳し過ぎる判定だった。この試合は1―2とリードを許したものの、2戦合計では3―2で準々決勝進出が目前となった後半44分。相手DFダロトのシュートをDFキンペンベがブロックして、主審はいったんCKと判定した。直後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの指摘を受けて主審がビデオ映像を確認した結果、シュートはキンペンベの右でに当たっており、ハンドの反則でPK判定。相手FWラッシュフォードに“決勝点”を決められた。右足骨折のため離脱中でスタンド観戦したブラジル代表FWネイマールは、自身のインスタグラムで「恥ずべき判定だ。サッカーを分からない4人がスローモーションを見ていた」と判定を痛烈に批判した。

 トゥヘル監督は「この結果はとても受け入れられるものではない。我々のプレーは敗退にふさわしいものではなかった」と嘆いた。ネイマールが第1戦に続いて欠場する中、20歳のフランス代表FWエムバペが攻撃をけん引。1点を追う前半12分、右折り返しからMFベルナトの同点ゴールをアシストした。しかし、前半30分、41歳の元イタリア代表GKブフォンが相手FWラッシュフォードのミドルシュートをキャッチしきれず、そのこぼれ球をルカクに2点目を決められ1―2とリードを許した。

 パリ・サンジェルマンにとって、またも悪夢の大逆転敗退となった。2016〜17年の決勝トーナメント1回戦で、バルセロナを相手に第1戦はホームで4―0と大勝。しかし、アウェーの第2戦で当時バルセロナ所属のネイマールに2ゴールを許すなど1―6で大敗し、2戦合計5―6で敗退。第1戦4点差勝利からの敗退は欧州CL史上初の屈辱だったが、歴史は繰り返された。

続きを表示

2019年3月7日のニュース