なでしこ　Ｗ杯前哨戦完敗…１次Ｌ同組イングランドに０―３

女子サッカー国際親善大会「シービリーブスカップ」最終日   日本０―３イングランド （ 2019年3月5日    米フロリダ州タンパ ）

イングランドに敗れ、肩を落とすなでしこジャパンイレブン
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　ＦＩＦＡランキング８位の日本代表「なでしこジャパン」は同４位のイングランドと対戦し、０―３で敗れた。６月のＷ杯フランス大会１次リーグで同組のライバルとの前哨戦だったが、前半に連続失点し、後半も反撃できなかった。経験の浅い若手も多く起用した大会は１勝１分け１敗で終了。課題も多く残った。

　なすすべなく力負けした。体調不良でＤＦ熊谷、ＭＦ中島ら主力がベンチ外となった影響を考慮してもふがいない結果に、高倉監督は「危機感が現実的な話として残った。本当に大きな負け」と表情を曇らせた。

　新戦力に経験を積ませるため、この日もブラジルとの第２戦から先発６人を変更した。２トップにはいずれも今大会で国際Ａマッチデビューを飾った遠藤、池尻の若手を配置。だが、見せ場は少なかった。立て続けに３失点し、高倉監督は「プレーが軽い」とぴしゃり。ＦＷ横山、ＦＷ籾木らを投入した後半こそチャンスをつくったが、ネットを揺らすことはできなかった。

　イングランドとはＷ杯１次リーグで同組。同組ではＦＩＦＡランキングが最も高く、最大のライバルといえる。１５年カナダ大会では準決勝で競り勝ったが、当時のロングボールで圧倒する姿はなく、長短のパスを織り交ぜてゴールに迫るなど確実に進化している。「まだまだチーム力は足りない」と指揮官。大一番まで残り３カ月半。世界一奪還への道は平たんではない。