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“タイのランパード”大分MFティティパンが入団会見「10位以内に導きたい」

[ 2019年2月8日 18:38 ]

J1大分に入団したタイ人MFティティパン
Photo By スポニチ

 J1大分に入団したタイ人MFティティパン(25)の入団会見が7日、大分市内で行われ「海外でプレーすることがずっと夢だった。ベストを尽くしてトリニータを10位以内に導きたい」と話した。

 母国では抜群の人気を誇り「タイのランパード」と形容される実力の持ち主。1月に行われたアジア杯でもタイ代表として4試合に出場し1得点をあげた。ボランチを主戦場に攻守のハードワークが持ち味で、ゲームメーク、前線への鋭い飛び出しに期待がかかる。

 昨季、Jで大ブレークした「タイのメッシ」こと札幌MFチャナティップとは同年齢で幼少期からの仲。代表入りも同じタイミングだった。「彼の活躍がタイで大きく報道され、Jリーグの人気も出て試合が放送されていることも大きい」とJ入りの決断には盟友の影響もあったことを明かし、「何かあった時には連絡している」と来日後もチャナティップの存在は大きな支えになっている。

 1月28日の鹿児島合宿からチームに合流。「言葉の壁もあり簡単ではない」と戦術理解に苦心するが「片野坂監督もチームメートも優しく指導してくれる。自分からも聞ける環境で順応しやすい」と明るく話し、フィットにも自信をみせた。

 大分での生活を初めて間がないが「自然が多くてサッカーに集中できそう」と好印象。「どこに行っても写真や頑張ってと声をかけられる。温かく歓迎されているのを感じる」とサポーターに感謝し「サッカーでしか恩を返せないので、いいプレーを見せられるよう努力する」と力強く宣言した。

 日本での生活は初めてだが「タイでも和食をよく食べていたので大丈夫」と食事に問題はない。好きな和食は「うなぎ」と言い、合宿先の鹿児島で早速、味わったという。

 母国でのニックネームは「ニュー」で、元タイ代表のCBだった父・パイロートさんがたくさんニュースになっていたことに由来する。「ニューと呼んでください」と希望するその呼び名通り「タイでもニュースになるような活躍をしたい」。端正な顔をほころばせながら誓った。

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2019年2月8日のニュース