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【中田浩二 視点】森保J、サイドチェンジできなかったのが苦戦の原因

[ 2019年1月25日 09:00 ]

アジア杯準々決勝   日本1―0ベトナム ( 2019年1月24日    ドバイ )

準決勝に駒を進め喜ぶ日本代表イレブン(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 格下のベトナムを相手に苦戦した。前半は相手が陣形をコンパクトに保ったことに加え、日本のパスのテンポが遅く、ボールを動かしてサイドチェンジができなかったことが原因。相手を動かすことができず、隙が生まれてこなかった。後半はテンポが上がって隙ができたところで堂安がファウルを受けてPKを得た。さらに27分に大迫を交代出場させてからは前線でボールをキープすることができるようになり、中盤の選手が持ち味を出せるようになって決定機をつくれた。

 大会を通じて中堅と若手を融合させようと試行錯誤しているが、なかなか攻撃面で自分たちの意図した戦いができていない。その中で結果を出していることは評価できる。ゴールは取り消されたが、前半24分にCKから吉田がヘディングで決めた場面は柴崎のボールも精度が高く、冨安や吉田がゴール前に入る位置もよかった。サウジアラビア戦でもセットプレーで決勝点を挙げており、形を持っていることは大きい。苦しんだとはいえ、無失点で終わらせられたのもよかった。

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2019年1月25日のニュース