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10月引退の岩政大樹氏、5年前の鹿島退団は「ミツオさんの健在ぶり」が理由の1つだった

[ 2018年12月27日 22:14 ]

元日本代表DFの岩政大樹氏
Photo By スポニチ

 02年日韓大会、06年ドイツ大会と2度のワールドカップ(W杯)に出場した元日本代表MF小笠原満男(39)が27日、所属先の鹿島を通じて今季限りで現役を引退することを発表した。

 鹿島時代の元チームメートで、10月に現役引退を発表した元日本代表DFの岩政大樹氏(36)は「驚きました。偉大でした。これからどういう道を歩まれるのだろう」とツイート。その後、「ミツオさんは『重石』みたいな存在でした。どんな試合もミツを探せば落ち着くことができました。いなくなってその存在を感じるときがきっとたくさんあるでしょう。しかし、それもいつか訪れること。一つの時代の終わり、そして幕開けですね。『レジェンド』というより僕の中では『ミスター』かな」「やばい。衝撃すぎて原稿書く手がさっきから止まったままだ。そんな自分にも驚く」とさらに2度ツイッターを更新すると、その後「本書く気になれず、ブログを書いてしまいました」とツイートしてブログに長文を書き記した。

 ブログでは「不屈の精神力は私がこれまで出会った誰も持ち合わせていないものでした」と小笠原の精神力を絶賛。「2008年に膝の大怪我をして、その前と後では明らかにプレーが変わりました。キックのキレも以前よりは落ちたように感じました。しかし、そこから彼は這い上がり、這いつくばって、10年を日本のトップクラブで過ごしました」と先輩の人生について触れ「正直に言って、あの足でここまでミツオさんがやってこられるとは私は思わなかったのです」「今だから言えますが、2013年をもって鹿島を退団することに決めた理由の一つが、ミツオさんの健在ぶりでした」「ピッチ上で若い選手をまとめる役は一人で充分。ミツオさんか僕か。私は昌子や山村に負けたという感覚より、ミツオさんに負けたと思ったのです」と振り返っていた。

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2018年12月27日のニュース