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小笠原引退…柴崎は驚き「決断を尊重」 青山「話したことないし話すべきじゃない。そういうオーラ」

[ 2018年12月27日 21:51 ]

<サッカー日本代表練習>笑顔で練習に汗を流す柴崎(撮影・西海健太郎)
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 日本代表でも活躍した鹿島の小笠原満男(39)の引退に、千葉県で合宿中の後輩から驚きやねぎらいの声が上がった。

 鹿島在籍時に同じMFとしてプレーした柴崎岳(ヘタフェ)は「驚いた。膝にけがをしている、とは聞いていた。決断を尊重したい」と寂しげな表情を浮かべた。プロ入り前から憧れ「小学生の頃には満男さんのリストバンドを着けて練習していた」という。同じピッチで切磋琢磨する幸運に恵まれ「プロとして成長させてくれた大先輩」と感謝を述べた。

 日本サッカー協会の関塚隆技術委員長は鹿島で新人時代の小笠原選手を指導し、26日には電話で引退の報告も受けた。奥手な若者がイタリア移籍や東日本大震災の被災地支援を通して人間的に成熟する過程を見守り「柴崎らの成長は彼が横にいたのも大きかった」と話した。

 MF青山敏弘(広島)にとってはJリーグのタイトル争いのライバル。「話したことないし、話すべきじゃない。そういうオーラを出していた。常勝軍団で先頭に立つには厳しさが必要で、それを貫いていた。負けたくなかったし、成長させていただいた」と語った。

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