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ハリル新監督 初采配0―3完敗…独裁オーナーと確執必至で古巣再建へ前途多難

フランス1部   ナント0―3ボルドー ( 2018年10月7日 )

フランス1部ナントの監督に就任したハリルホジッチ氏(AP)
Photo By AP

 元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(66)にとって前途多難な船出となった。2日にフランス1部ナントの監督に20年6月までの契約で就任。初采配となった7日のアウェー・ボルドー戦は0―3で完敗した。8度のリーグ優勝を誇る名門は降格圏の19位に低迷。解任と現場介入が大好きな“独裁オーナー”の下で、頑固な老将が古巣を復活に導けるか注目だ。

 歯に衣(きぬ)着せぬ言動は日本代表時代と変わらなかった。「全てだ!フィジカル、戦術、メンタル、全てが足りない」。ハリルホジッチ新監督は試合後の会見でチームの惨状について本音をぶちまけた。

 ピッチ脇で顔をしかめ、首を振り、頭を抱えた。約半年ぶりの現場復帰は「プランと全く違った」という最悪のスタート。前半5分に緩慢な守備からミドルシュートで簡単に先制を許すと、2分後にも失点。自陣ゴール前でボールを奪われる初歩的なミスだった。前半だけで3失点と守備は崩壊し、攻撃も不発。「個人もチームも全ての面で圧倒された。この順位(19位)も納得だ」と嘆いた。

 「他のオファーなら受けなかった。ナントは拒否できなかった」。愛する古巣を救うため火中の栗を拾った。現役時代の81〜86年に163試合93得点と活躍。エースFWとして2度の得点王に輝きリーグ制覇にも貢献した。かつての名門は00〜01年のリーグVを最後にタイトルから遠ざかり、2度も2部へ降格するなど低迷。一因とされるのが独裁的なオーナーの存在だ。

 07年にクラブを買収したバルダマー・キタ氏(65)はポーランド出身。コンタクトレンズ事業で成功した実業家だ。会長も兼任するワンマンで、就任11年でのべ12人の監督をクビにした。金も出すが口も出すタイプで約3カ月で解任したカルドソ前監督に「大金で獲った選手がなぜベンチなんだ」と激怒していた。

 ハリルホジッチ監督は現場介入を絶対に許さないタイプで「キタ氏より私の方がサッカーを知っている。私に指示を出すことは絶対にありえない」と宣言。元フランス代表FWで解説者のデュガリー氏は「両者とも強烈なキャラ。ドラマが起きるだろう」と早晩に確執が生じると予想しており、名門再建への道のりは極めて厳しいといえそうだ。

[ 2018年10月9日 07:48 ]

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