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G大阪 ツネ様、2戦連続ドロー 後半48分に初白星スルリ

[ 2018年8月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第19節   G大阪1―1磐田 ( 2018年8月1日    ヤマハ )

指示を出すG大阪の宮本監督(中央)
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 各地で9試合が行われ、アウェーで磐田と対戦したG大阪は1―1で引き分けた。後半37分に韓国代表FW黄義助(25)が先制点を挙げたが、同アディショナルタイムに失点。7月23日にU―23監督から昇格した宮本恒靖新監督(41)の初勝利はまたもお預けとなった。C大阪―神戸の関西ダービーは1―1でドローに終わった。

 残り85秒で、初勝利はスルリと手から滑り落ちた。G大阪が1点リードで4分のアディショナルタイムに突入。守り切るだけだったが、最後の最後で追いつかれた。「1点を取られたチームが総攻撃をしてくるのは分かりきっていること。冷静さが足りなかった。それができれば勝利できた」。宮本監督は苦渋の表情を浮かべて悔しがった。

 残留争いに巻き込まれているチームの難しさだ。GK東口は「自分のスローイングからのミス」と失点シーンを振り返ったが、開始早々から日本代表GKは神セーブを連発。後半43分にはDFに当たってコースが変わったシュートをはじき出し、失点直前のFW川又の決定的ヘッドも阻止した。前後半合わせて6本のビッグセーブを披露して勝利の流れをつくり出していただけに、7本目だけを責めるのは酷。チームとして勝ちきれないことが、今の苦しさを物語っている。

 勝ち点1にとどまったが、宮本監督は「選手は落ち込んでいたけど下を向く必要はない」と前を向いた。就任後は2試合連続ドロー。MF高ら新戦力が台頭し、守備は改善されつつある。勝利まではあと一歩。次節は最下位名古屋(5日、豊田ス)との負けられない一戦だ。“残り85秒”の勉強代を無駄にせず、勝ち点3をつかみ取る。

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2018年8月2日のニュース