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浦和 西川、新守護神に名乗り!森保監督の前で好セーブ連発

[ 2018年8月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第19節   浦和2―0川崎F ( 2018年8月1日    埼玉 )

ゴールを死守する浦和・槙野(左)とGK・西川 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 浦和が川崎Fに2―0と快勝し、7位に浮上。J1通算400勝を達成した。GK西川周作(32)が再三のピンチにスーパーセーブを連発し、2連勝の立役者となった。視察した日本代表とU―21日本代表の森保一監督(49)も絶賛。ベテランGKが再び、日本代表の守護神候補に浮上してきた。

 ピンチになるほど我慢した。後半21分。西川は再び相手FW小林と1対1の大ピンチ。「自分から仕掛けるより、相手の余裕を奪うことを心掛けた」。動かぬことで相手の焦りを誘った。前半37分の1対1は左足で、2度目は右足でブロック。ゴールを死守した。

 W杯代表からは漏れた。だが西川はW杯から教訓を得た。7月初旬、GK同士でW杯の失点シーンを編集した映像を分析した。西川は「自分から仕掛けて、もったいないシーンが多かった」と言う。心掛けたのは「不動」。「W杯でもGKが流れを変えていた。今後の日本の課題だと思う」。自身に言い聞かせるように言った。

 日本代表とU―21代表の森保監督が視察していた。広島時代の12〜13年、ともに戦い2連覇を達成したかつての恩師は「止めてましたね。プレーももちろんですが、ミスの後、鼓舞して励ます姿。ああいうの好きですね」。後半21分、ピンチを招くミスを犯したMF橋岡を鼓舞する西川の姿勢は、森保監督の心を突き動かしていた。

 浦和はJ1通算400勝を達成。W杯後は3勝1分けと完全に上昇気流に乗った。「ポイチ(森保)さんと一緒にやりたい強い気持ちがある。プロである以上、代表を目指さなければ伸びしろはない」と西川は貪欲に前を向いた。

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